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セミナー・講演会紹介
「産学官交流」講演会・交流会
 
第67回「産学官交流」講演会・交流会のご案内

 今回は、静岡県立大学より下記の内容でご講演いただきます。最先端研究の内容を知ると同時に、研究者との交流も持っていただき、今後の企業活動に活かしていただければと存じます。多数のご来場をお待ちしております。

「大学・企業・高校」

静岡県立大学

「開催日時」  平成23年7月15日(金) 
講演会/17:00〜18:30
交流会/18:30〜19:30
「会場」 講演会/静岡商工会議所清水事務所5階 (静岡市清水区相生町6-17)
交流会/同上 7階 産学交流サロン
「内容」

講演1
こんな食中毒微生物が危ない!

静岡県立大学食品栄養科学部 大橋典男 教授

Keywords 腸管出血性大腸菌, カンピロバクター, ノロウイルス, 食中毒

 21世紀に入ってから、毎年、何らかの新たな感染症が問題となっている。SARS、鳥インフルエンザ、 新型インフルエンザ、口蹄疫などはその代表的なものである。今年は何かとハラハラしていたところ、やはり事件は起きた。まずは、国内で生牛肉料理ユッケが原因で起こった腸管出血性大腸菌O111による食中毒、続いて大手焼肉店牛角でも発生した腸管出血性大腸菌O157による食中毒、そして極めつけはドイツ北部で広まっている腸管出血性大腸菌O104による大規模食中毒である。特に、ドイツのO104による感染は深刻で、6月11日までに3,000名近くが感染し、そのうち760名ほどが重症、そして1名のスウェーデン人を含む31名が亡くなっているという。ドイツ国保健当局は、ニーダーザクセン州の農場で生産されたモヤシなどの新芽野菜を感染源と特定し、この農場を閉鎖したと報告した。なぜ、O104による被害がこんなにも驚異的なのか?実は、O104は強毒に進化した新型の腸管出血性大腸菌であることがつい最近判った。本講演では、腸管出血性大腸菌を中心に、食中毒微生物として公衆衛生上重要視されるカンピロバクターやノロウイルスなどについても紹介したい。

腸管出血性大腸菌O111 腸管出血性大腸菌O157
(広島県感染症情報センターHPより)
 

講演2
『食中毒のない調理場のつくりかた』

静岡県立大学食品栄養科学部 市川 陽子 准教授

Keywords :食中毒, 衛生管理, HACCP
 「ユッケ」を感染源に発生した腸管出血性大腸菌O111による食中毒は、なぜ防ぐことができなかったのか。皮肉にもこの事件は、低価格競争下にある外食産業における衛生管理体制のあり方を見直す機会ともなった。食中毒事故発生による健康被害のリスクを排除するためには、@使用食品の選択、保管、調理、配膳における作業工程の徹底した管理・統制、A調理従事者に対する教育(消費者に対しての教育も必要)、作業環境整備、B調理施設における設備・機器類の配置、洗浄・消毒・保守管理等の各要素を、安全・衛生の視点から総合的に行わなければならない。菌を「付けない」「増やさない」「殺す」。この食中毒予防の「イロハ」は、給食を提供する大量調理施設から外食・中食店舗の厨房、家庭の台所に至るまで共通である。新たな食中毒微生物の登場に対しても、まずは敵の性質を知り、その上で食中毒予防の基本に従い対策を講じればよい。講演では、前演者による食中毒微生物に関する情報をふまえ、食品の購入から食事後の残菜処理までの各段階における食材料、人、施設・設備の衛生管理の実際について具体的に紹介するとともに、HACCPシステムによる衛生管理の基本と実例についても触れることにする。

衛生区分と調理工程
HACCPの概念を取り入れた食品安全
 
「参加料」 無料 (交流・懇親会参加者は1,000円。軽食・飲物を用意いたします)
「定員」 50人
「申し込み」 FAXまたはMailでお申込み下さい。
FAXで申し込む場合はこちら
メールで申し込む場合はこちら

静岡商工会議所 新産業課(担当: 相磯、小堺)
TEL:(代) 054-355-5400 FAX:054-340-5117
mail:info2@nio-s.net

※学校側との積極的な交流を図るためにも、ぜひ交流会までご出席下さい。
※只今、クールビズ実施中ですので、どうぞ軽装でお越し下さい。
※ 尚、申込書にご記入いただいた情報は、当日名簿として配布するほか、静岡商工会議所からの各種連絡・情報提供に利用する事がありますことを、ご了承下さい。
「主催」 静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者:静岡商工会議所)
「共催」 新産業開発振興機構
 
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