今回は、静岡大学に協力いただき、第108 回の講演会・交流会を開催いたします。多数の方のご来場をお待ちしております。ぜひこの機会に大学関係者・講演者とご交流いただき、今後の事業活動等にお役立ていただきますようご案内申し上げます。
学校 | 静岡大学 |
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テーマ | 「未利用資源の活用と放射線で見える新しい情報」 |
開催日時 | 平成29年7月24日(月) 講演会/17:00~18:30 交流会/18:45~19:45 |
会場 | 講演会/静岡市清水産業・情報プラザ 3階 研修室 交流会/静岡市清水産業・情報プラザ 7階 交流サロン |
内容 |
講演1 『未利用資源活用・温暖化防止・防災対策を目的とした分散型エネルギー生産 』静岡大学 グリーン科学技術研究所/理学部/防災総合センター 准教授 木村浩之 氏Keywords:付加体、地下圏微生物、メタン生成、温泉メタンガス発電施設、災害時インフラ供給![]() 静岡県中西部は、“付加体”という厚い堆積層によってできています。付加体の深部帯水層には、地熱によって温められた地下温水と付随ガス(主に、メタン)が蓄えられています。これまでの研究において、温泉施設が所有する温泉用掘削井を介して、地下温水(温泉)と付随ガスを採取し、各種化学分析および微生物解析を行いました。 そして、付加体の深部帯水層に蓄えられたメタンは、水素発生型発酵細菌と水素資化性メタン生成菌が共生することによって、堆積層に含まれる有機物から生成されることを明らかにしました。現在、温泉施設を所有する自治体および企業と連携して、温泉メタンガス発電施設を構築しています。さらに、地下温水とそこに含まれる微生物群集を活用したメタン・水素ガス生成リアクターを開発中です。 本講演では、付加体の深部帯水層に生息する地下圏微生物の生理生態について、付加体の地下圏でのメタン生成メカニズムについて解説します。さらに、未利用資源の活用、温暖化防止、防災対策を目的とした温泉メタンガス発電施設について紹介します。 【略歴】 |
講演2 『見えない光・放射線で見える新しい情報 〜小さなマーケットでの産学連携』静岡大学 情報学部/電子工学研究所・教授・青木 徹 氏Keywords:放射線、フォトンカウンティング、大学発ベンチャー![]() 医療用のレントゲンをはじめ、CT スキャナやPET は放射線が役に立っている場面です。さらに、空港の手荷物検査装置や食品や衣料品の異物検査から産業インフラ検査まで様々なところで活躍しています。非常に透過力の大きい性質を使って物体の内部構造を映し出します。さらに波長に相当する光子のエネルギーを検出すると、影絵であったCT 断層像に材質識別の新しい情報を追加することができます。フォトンカウンティングという技術を用いて、レントゲンから古い歴史を持つ放射線イメージングも新しい展開をはじめており、本学では、半導体技術、デバイス技術、情報処理技術を集大成し世界第一線でその研究を進めています。 一方、静岡大学発ベンチャー(株)ANSeeN を起業してその実用化も進めています。 スマホなどとは異なり一人一台のX 線カメラ、ということはあり得ない市場ですから、そのマーケットそのものは決して大きくありません。しかし、その社会的重要性は非常に大きく、大学発としての使命は大きいものがあります。新しい産学連携のスタイルとビジネスとしての成立、学生教育への波及についてもお話しさせていただきたいと思います。 【略歴】 |
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参加料 | 無料(交流・懇親会参加者は1,000円/ 軽食・飲物を用意いたします) |
定員 | 30人 |
申し込み |
FAXまたはMailでお申込み下さい。静岡商工会議所 新産業課(担当: 増田、堀川) TEL:054-355-5400 FAX:054-340-5117 E-mail:info@siip.jp ![]() ※ 申込書にご記入いただいた情報は、静岡商工会議所からの各種連絡・情報提供に利用する事がありますことをご了承下さい。 |
主催 | 静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者:静岡商工会議所) |
共催 | 新産業開発振興機構 |
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