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第110回「産学官交流」講演会・交流会

今回は、静岡理工科大学に協力いただき、第110回の講演会・交流会を開催いたします。多数の方のご来場をお待ちしております。ぜひこの機会に大学関係者・講演者とご交流いただき、今後の事業活動等にお役立ていただきますようご案内申し上げます。

学校 静岡理工科大学
テーマ 「居住環境を見直すヒント」
開催日時 平成29年9月26日(火)
講演会/17:00~18:30
交流会/18:45~19:45
会場 講演会/静岡市清水産業・情報プラザ 3階 研修室
交流会/静岡市清水産業・情報プラザ 7階 交流サロン
内容

講演1 『Bazaar方式の都市計画をめざして 』

静岡理工科大学 理工学部建築学科 教授 佐藤 健司氏

図1:岐阜北方住宅 北ブロック
基本設計時のCG、2004年

集合住宅とは、住みやすい住宅を単に集積すればよいというものではなく、そこで真に生き生きした生活が営まれるためには、1つの建物がまさに都市そのものでなければなりません。

岐阜県で進めた、とあるプロジェクト(1994-2006)は、インターネットの利用が爆発的に進行していた時期で、建築設計の傍ら、オペレーティング・システムの作られ方に興味をもっていた私は、オペレーティング・システムの設計者もアーキテクトと呼ばれていること、さらには、インターネットを支えるオペレーティング・システムが世界に散らばる無数のプログラマーや、ときにはユーザーをも巻き込んで作られていくことを知りました。このようなものづくりのシステムはバザール方式と呼ばれています。「いろいろな作業やアプローチが渦を巻き、大きく騒がしいバザールに似ている」からです。オープンでインクルーシブ(包含する、許容する、招き入れる)な姿勢、任せられるものは何でも任すという姿勢です。そして、それを可能にするようなマトリックス(母体・基盤)の設計が、建築家に課せられた新たな役割です。

今回、この経験を通して、集合住宅の設計というものが街づくりそのものであることを紹介します。

【略歴】 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。専門は建築設計。株式会社磯崎新アトリエ、有限会社佐藤健司建築都市研究所を経て2017年本学に着任。一級建築士。

講演2 『環境、心地よさと省エネと』

静岡理工科大学 理工学部建築学科 教授 本間睦朗氏

図2 照明器具の側面に紙を吊るし、空間の明るさ感を高めた光環境実験

図3 空間の明るさ感を高めた光環境計画例

私たちがモノを視認できるのは光があるからです。そして、私たちが居住する空間において、そこでの光のあり方は、居住満足度に大きく影響するといわれています。

では、満足度が高い光とはどのようなものでしょうか。舞台のようなドラマチックな光は、感動を覚えます。しかし、舞台照明をそのまま建築空間に適用するのは様々な面で無理が伴います。

概念的である「満足度が高い」ということの意味を言葉で表すのは難しいのですが、一つの解として「空間のニーズにマッチした光」の構築を進めるということを挙げることができます。例えばオフィスでは作業性が良くて省エネルギーであることなどとなるでしょう。

今回、空間のニーズにマッチさせることを目指した設計事例をいくつか紹介させていただきます。いずれも環境デザイナーとして、建築設計者とともに計画段階から空間の目的を見据え、良い光のあり方を考えて創りあげたものです。

【略歴】 千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。専門は光環境学、照明デザイン、建築電気設備設計。株式会社日建設 計を経て2017年本学に着任。技術士(電気電子部門)、照明プロフェッショナル。

参加料 無料(交流・懇親会参加者は1,000円/ 軽食・飲物を用意いたします)
定員 30人
申し込み

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静岡商工会議所 新産業課(担当: 増田、堀川)
TEL:054-355-5400 FAX:054-340-5117
E-mail:info@siip.jp

※ 大学側との積極的な交流を図るためにも、ぜひ交流会までご出席下さい。
※ 申込書にご記入いただいた情報は、静岡商工会議所からの各種連絡・情報提供に利用する事がありますことをご了承下さい。
主催 静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者:静岡商工会議所)
共催 新産業開発振興機構
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