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第113回「産学官交流」講演会・交流会

今回は、静岡英和学院大学に協力いただき、第113回の講演会・交流会を開催いたします。多数の方のご来場をお待ちしております。ぜひこの機会に大学関係者・講演者とご交流いただき、今後の事業活動等にお役立ていただきますようご案内申し上げます。

学校 静岡英和学院大学
テーマ 「心理学と観光学から見た近年の若者と地域活性化について
      ~実践的な学生の意識及び取り組みを通じて~」
開催日時 平成30年2月20日(火)
講演会/17:00~18:30
交流会/18:45~19:45
会場 講演会/静岡市清水産業・情報プラザ 3階 研修室
交流会/静岡市清水産業・情報プラザ 7階 交流サロン
内容

講演1 『大学生の多様化とキャリア意識:地元の大学生の就職活動』

静岡英和学院大学 人間社会学部学部長 教授 波多野純 氏

Keywords:人材採用,人材育成,キャリア教育,インターンシップ

景気回復にともなって雇用情勢が好転する中,人手不足の問題が注目を集めています。人材流出を防ぐために,企業は労働者に好条件を提示するなどの努力をしているものの,人手不足の問題は深刻さを増しているように感じます。とりわけ,地域の中小企業においては,新卒の人材獲得競争が一層激しくなっていると言われています。ひるがえって大学生の就職活動を見ると,就職内定率は上昇し,「就職氷河期」と言われた十数年前に比べると,就職活動は楽になったと言われることもあります。

ところが,学生たちの顔が見える距離から彼らの就職活動を見守っていると,「売り手市場」というイメージとは異なった,従来の若者と変わるところのない彼らの悩みや戸惑いをしばしば目にします。昨年に創立130周年を迎えた静岡英和学院は,女子中等教育だけでなく,大学・短大の高等教育を通じて多くの男女を静岡の地で育て,地元産業界に送り出してきました。またその歴史の中で,高等教育における学生の多様化や,若者の就業意識・キャリア意識の変化を身近に感じてきました。

今回の講演では,「地元の大学生」を取り巻く状況と,心理学者から見た彼ら・彼女らのキャリア意識の特徴や価値観,そして近年注目を集めている,人や地域の直接的なつながりを生かした採用活動の潮流などについてお話したいと思います。

【略歴】静岡英和学院大学人間社会学部長、教授。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。一般企業を経て1998年から学習院大学助手。2002年に静岡英和学院大学講師となり、准教授、教授を経て2015年より現職。社会心理学、産業・組織心理学を中心に研究。

講演2 『新しい観光現象に関する地元高校生の視点 ー沼津の事例をもとにー』

静岡英和学院大学 人間社会学部人間社会学科 准教授 毛利康秀 氏

Keywords : 地域活性化,観光まちづくり,コンテンツツーリズム

コンテンツツーリズムとは,「映画やドラマのメディア作品(コンテンツ)に関連のある場所を訪れる形態の観光(ツーリズム)」と定義されます。静岡は,これまでにも文学作品をはじめ,多くの映画・ドラマ・アニメーション作品等の舞台となってきました。昨年に放映されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では,ゆかりの地となった浜松に全国から多くのファンが訪れて賑わったことも記憶に新しいところです。コンテンツの中でも,特にアニメーション作品はファンに若い世代が多く,日本発のポップカルチャーとして海外でも人気が高いため,若者の旅行喚起やインバウンド(訪日旅行)促進のための有力な観光資源として認知されるようになっています。すなわち,コンテンツツーリズムは,ツーリズムの多様化が進んだ現代に特徴的な新しい観光形態として注目が高まりつつあり,地元の受け入れ態勢の充実や人材の育成が急務になっています。 今回の講演では,沼津市におけるコンテンツツーリズムを事例として,特に高校生の視点に焦点を当てます。沼津市はアニメーション作品「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となり,地元では制作会社・行政・商店会が協働して全国から訪れるファンをもてなすための取り組みが行われています。ここで,地元の高校生は「観光地としての沼津」をどのように見ているのか,「コンテンツツーリズムの舞台となった沼津」へのまなざしはどのようなものかについて,卒業後の進学・就職に関するキャリア形成への意識面も含めたアンケート調査を行い,その結果を分析することを通して,持続的な観光振興へと結びつけていくための課題について検討します。その検討結果を基に,静岡県のさらなる地域振興・観光振興を実現していくための展望を行います。

【略歴】静岡英和学院大学人間社会学部人間社会学科准教授。一般企業を経て日本大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。2006年から国士舘大学講師、2008年から日本大学講師、日本大学情報科学研究所研究員として経験を重ね、2017年度より現職。観光社会学を中心に研究。

参加料 無料(交流・懇親会参加者は1,000円/ 軽食・飲物を用意いたします)
定員 30人
申し込み

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静岡商工会議所 新産業課(担当: 増田、堀川)
TEL:054-355-5400 FAX:054-340-5117
E-mail:info@siip.jp

※ 大学側との積極的な交流を図るためにも、ぜひ交流会までご出席下さい。
※ 申込書にご記入いただいた情報は、静岡商工会議所からの各種連絡・情報提供に利用する事がありますことをご了承下さい。
主催 静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者:静岡商工会議所)
共催 新産業開発振興機構
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