三保の地下海水は、無菌、通年一定水温、栄養豊富と全国でも稀な水質です。東海大学海洋学部とこの地下海水でのアワビ陸上養殖の共同研究を行ってきました。
アワビは水温変化で食欲が落ち、成長が鈍りますが、通年19℃に一定した三保地下海水なら摂餌も旺盛で成長も早く、陸上養殖に最適です。天然アワビ（稚貝放流も含めて）は10cm以下で出荷できないと言われていますが、陸上養殖にはその制限もなく、成長速度の速い生後2～3年で効率的に出荷できます。また、海洋汚染もなく無菌水で生育するため衛生的で、自然環境に左右されず安定生産・供給が可能です。

平成24年秋の事業化を目指し、研究を進めております。